フェアトレード・コーヒー
コーヒー生産国のほとんどは、いわゆる開発途上国といわれる国々です。
コーヒー豆の買取価格は、ニューヨークとロンドンの国際市場で決められます。国際市場価格は変動が激し
く、ここ最近はテレビなどでも報道されているように、投機マネーなどが流入し価格が高騰しています。しかし、
マーケット動向の情報入手や市場への販売手段を持たない個々の小規模農家たちの多くは、中間業者に頼ら
ざるを得ない状況にあり、時に生産や生活に十分な利益を得られず、不安定な生活を余儀なくされ、子どもを
学校に行かせるだけの十分な利益を得られないということが起こってしまいます。
フェアトレードでは、個々の小規模農家がまとまり協働で生産者組合を作ることで、メンバー全員で生産能力
を高める取組みをしたり、市場と直接つながり交渉力を身につけ組織を発展させていったり、フェアトレードの
利益によって地域社会を発展させていくことができるようになります。
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