石川県小松市情報!!

石川県 小松市

小松市 幻のトンネル、尾小屋⇔倉谷トンネル





尾小屋町側の入り口
倉谷鉱山と尾小屋鉱山を結ぶトコッロのトンネル跡
昭和時代の地図にはトンネルの印があります。
それから「西尾村史」の地図にも書かれています。

尾小屋鉱山、倉谷鉱山全盛期のトロッコトンネル跡


かつて、倉谷集落の住民はこのトンネルをくぐって尾小屋まで来ていました。
ここから尾小屋駅に出て西尾中学校や小松旧市街地へと通ったのです。
倉谷より、尾小屋鉄道の倉谷口駅へはジグザグの峠を越える必要があり、冬場は雪崩事故もよくあった場所 なので、鉱山のトロッコのトンネル跡を歩いて尾小屋駅まで行き、通勤、通学などに利用しました。
その方が便利だったのです。
尾小屋鉱山資料館で受付をしていた女性の受付の方が子供の頃に倉谷鉱山の社宅に住んでいたそうで、そ んな逸話を教えてくれました。




明治42年に測量された地形図。
倉谷鉱山に行くトンネルが描かれている。
写真右側は白山市(鳥越村)阿手集落。この地図には尾小屋〜阿手に抜ける「尾小屋隧道」、阿手から倉谷鉱 山に行く途中に「阿手隧道」もある。





2008年に、内部が舗装されました。
1998年ごろに、尾小屋の人がここから倉谷鉱山へ抜けたときには、トンネル内が長年の崩落した土砂で埋まっていたそうです。




内部には進入できないため、望遠カメラで撮影しました。






トンネル内部は、現在は金沢大学の放射能測定実験室となっています。

このトンネル内部だと、宇宙線など自然界に存在する放射線を地上の100分の1に抑えることができ、
微弱放射能の高精度測定が可能だということです。



「西尾村史」(昭和33年発行)に添付されている地図を引用




かつての倉谷鉱山
現在は、貯水池ができ、植林がされて面影はありません。




おしまい
v(~0~)v


撮影日:2009/04/19
Canon IXY DIGITAL 920 IS




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