尾小屋鉱山、倉谷鉱山全盛期のトロッコトンネル跡
かつて、倉谷集落の住民はこのトンネルをくぐって尾小屋まで来ていました。
ここから尾小屋駅に出て西尾中学校や小松旧市街地へと通ったのです。
倉谷より、尾小屋鉄道の倉谷口駅へはジグザグの峠を越える必要があり、冬場は雪崩事故もよくあった場所
なので、鉱山のトロッコのトンネル跡を歩いて尾小屋駅まで行き、通勤、通学などに利用しました。
その方が便利だったのです。
尾小屋鉱山資料館で受付をしていた女性の受付の方が子供の頃に倉谷鉱山の社宅に住んでいたそうで、そ
んな逸話を教えてくれました。
明治42年に測量された地形図。
倉谷鉱山に行くトンネルが描かれている。
写真右側は白山市(鳥越村)阿手集落。この地図には尾小屋〜阿手に抜ける「尾小屋隧道」、阿手から倉谷鉱
山に行く途中に「阿手隧道」もある。
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